現在連載中のとり・みき作品(『プリニウス』は連載終了)

プリニウス

Plinivs


2014年から連載中のヤマザキマリさんとの合作。といっても原作と絵、という分担ではありません(詳しくは特設サイトとりマリ対談をお読みください)。古代ローマの海軍提督にして大博物学者プリニウスの生涯を描きます。月刊「新潮」で連載しておりましたが、2023年3月号掲載の84話をもって無事連載終了致しました。新潮社より既刊12巻発売中。

Ⅻ 2023/07/07

ローマはウェスパシアヌスが皇帝の時代。タラコネンシス総督の任からローマに戻ったプリニウスは大著『博物誌』を書き上げ、ミセヌムの艦隊提督に任ぜられるが……足かけ10年に及ぶ大河連載の完結編。【電書版あり】

XI 2021/07/09

コモ湖で幼年期を送ったプリニウスがローマに入城し恋に破れゲルマニアの戦地に赴くまでを描いたヤング・プリニウス篇(仮称)です。【電書版あり】

X 2020/09/09

プリニウス一行は東進を続けパルミュラに到達。ネロはローマに戻るも既に人心は離れ、属州では続々と反ネロの挙兵が。進退窮まってわずかな従者とローマを脱出したネロだったが……。【電書版あり】

Ⅸ 2019/11/09

旅を続けてきたプリニウス一行はロードス島を経由しギリシアのコリントスでついにネロと再会。そしてあの登場人物とは別れが......。カバーはロードス島の巨像、帯は悲劇の将軍コルブロ。【電書版あり】

Ⅷ 2019/04/09

当時の最先端国際都市アレクサンドリアから、さらにはクレタ島〜ロードス島へと旅を続けるプリニウス一行。いっぽうローマではポッパエアが不慮の死を遂げ、気落ちしたネロは黄金宮建設に没頭、その裏ではティゲリヌスによる要人粛清が続く。【電書版あり】

Ⅶ 2018/07/09

冒頭はローマ大火。フェリクスの家族や医師シレノスも被害を受ける。ピソの陰謀、新都市構想を画策するティゲリヌス、疑心のポッパイア、苦悩するセネカなど政局はますます混迷。かたやエジプトのプリニウス一行は謎のピラミッド内でインディ・ジョーンズばりのドタバタに巻き込まれる。【電書版あり】

 2017/10/15

カルタゴに上陸したプリニウス一行。左遷されている総督ウェスパシアヌスと旧交を温め、隊商とともに砂漠の旅へ。かたや帝都ローマでは奸臣ティゲリヌスがユダヤマネーやセネカをも巻き込み暗躍、ついに市内に火の手が上がる。【電書版あり】

 2017/2/15

旅人ラルキウスの冒険譚に刺激されたプリニウスはネアポリス(ナポリ)から船でアフリカへ向かうも嵐に見舞われる。遭遇した難破船には正体不明のカラス使いの子供が。やがて一行が辿り着いた島でプリニウスは火山の噴火に魅了される。【電書版あり】

 2016/6/15 

ローマを離れ再び南へと向かったプリニウス一行をポンペイ大地震(A.D.62年)が襲う。パニック気味の人々の中にあって一人冷静に耐震構造に興味を示すプリニウス。いっぽう一刻も早く皇后の座に就きたいポッパエアは、ついに正妻オクタウィアに手をくだす。【電書版あり】

 2015/9/15

新興宗教の影が忍び寄る帝都ローマ。「知性と教養こそ最後の砦」と訴えるプリニウス。だが、書記官エウクレスは美少女娼婦の幻影を追い魔都の闇に吸い込まれ、愛を説く新宗教と知性主義の間で揺らぐ。宮廷ではブッルス、セネカの心配をよそにポッパエアがネロを意のままに操りつつあった。【電書版あり】

 2015/2/15

マグナ・グラエキア(古代ギリシア人が植民した南イタリア〜シチリア島一帯)からローマに戻ったプリニウス。奇妙な博物学者の家、そして居を置くトラステヴェレは腐乱死体が転がり酔漢と売春婦が往来する魔窟だった。そんな夜の街を徘徊し"粛清"を繰り返すネロとの確執も深まっていく。【電書版あり】

 2014/7/15

博物学者にしてローマ海軍提督プリニウスの生涯を『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさんと完全合作で描きます。第一話はヴェスヴィオスの噴火から始まり、やがておつきの筆記者エウクレスの回想へと入っていきます。装幀:セキネシンイチ制作室(以下同)【電書版あり】

プリニウス完全ガイド(新潮社)ヤマザキマリ とり・みき 「新潮45」編集部編 2016/6/15

資料:聖地巡礼、登場人物紹介、関連年表 / 座談会:出口治明×とりマリ、青柳正規×本村凌二×とりマリ / プリニウス論:夏目房之介、小野耕世 / 古代ローマ生活概説:本村凌二 / 合作の秘密:ヤマザキマリ×とり・みき


遠くへいきたい

Anywhere but Here / Intermezzo


正方形のスペースを3×3に分割したセリフのない9コママンガ。テレビブロス」(東京ニュース通信社)で1988年12月24日号から2003年5月10日号まで連載。1995年に第41回文藝春秋漫画賞を受賞。その後は季刊誌「フリースタイル」で2009年の創刊号から現在まで1号2本のペースで連載中。単行本は河出書房新社より既刊5巻。装幀:日下潤一。

※2018年2月から2019年6月までフリースタイルの連載と並行してGQ JAPANのサイトでもWEB連載されましたが、こちらは終了しております。フリースタイルの連載は継続中です。

遠くへいきたい (Volume 5)  2007/8/20

遠くへいきたい (Volume 4)  2002/12/20

遠くへいきたい (Volume 3)  1999/5/15

遠くへいきたい (Volume 2)  1997/9/5

遠くへいきたい (Volume 1)  1997/5/13

タツローくん

Tatsuro Kun

山下達郎オフィシャルファンクラブ会報「TATSURO MANIA」第2号(1992年)から現在まで連載中の4コママンガ。そのキャラクターは山下達郎氏のベスト盤CD『OPUS~ALL TIME BEST 1975-2012~』にも使われました。単行本はこれまで3冊刊行されていますが、いずれもファンクラブ会員限定。書店での一般向け販売はありませんが、2022年のツアーに合わせ 山下達郎 ONLINE SHOP でもお求めになれるようになりました。


タツローくん 2003/04/01

1992年夏号の第1回から2002年冬号の第44回までを収録。解説:山下達郎 装幀:鈴木奈津子

タツローくん 2011 EDITION 2011/06/30

あらためて1992年夏号の第1回から2011年春号の第77回まで、及び「山下達郎 PERFORMANCE 2002 RCA/AIR YEARS SPECIAL」プログラム掲載の"TATSURO KUN"、山野楽器「Jam Spot」2008年7月号〜11月号掲載の「まりやちゃん」を併せて収録。解説:山下達郎 装幀:鈴木奈津子

タツローくん 2021 EDITION 2021/04/10

2011年夏号の第78回から2021年冬号の120回までを収録。解説:山下達郎 装幀:鈴木奈津子


これ以外にも年1回ペースの連載やイレギュラーの読み切り短編をときおり発表、WORKS の NEW RELEASE 及び TOP PAGE にてそのつど告知しています。