プリニウス第68回「パルミュラ」 

「新潮」5月号発売されました。ヤマザキマリ+とり・みき『プリニウス』は第68回「パルミュラ」。プリニウス一行はついにシルクロードの要衝パルミュラに到着、そこは色んな国の人々が行き交い多様な言語が飛び交う国際貿易都市でした。

ISSに破壊されたパルミュラの象徴のような列柱道路と四面門はこの時代まだ建設されていません(といいつつ、5巻目のラルキウスの話の中に登場するパルミュラでは描いちゃってますが、これはまあ全時代を通じてのパルミュラの代表的イメージカットということで太く鷹揚に……)。他にも既刊分には怪しい描写がちょっとありますが、わざわざチェックしなくていいから。

とはいえ、可能な限り正確は期したいところ。なかでも何が既にあって何がまだなかったのか、というのは、あれこれ文献を探ってもはっきりしないものも多い。また、まだ建っていなかったとして、じゃあその前はどんなところだったのか、何があったのか、というのは、考古学的成果が出ていなければ地形その他から想像するしかありません。今回も描き出す前にかなり調べ事に時間がかかってしまいました。

というわけで一行は紀元前に建てられ、この時代にリニューアル中のベル神殿を訪れます。神殿は出来ていましたが周りの回廊は建設中です。

いま話題のセンザンコウも出てきます。そして頭のないあの怪物について、様々な国からやって来た商人たちが情報交換を始めます。