『越境する東アジアの文化を問う』発売

2019年03月25日

2016年に参加した早稲田大学でのシンポジウムが本になりました。

千野拓政編『越境する東アジアの文化を問う〜新世紀の文化研究〜』ひつじ書房

執筆者というか登壇者は上田岳弘、小沼純一、鈴木惣一朗、千野拓政、チャ・ウジン、陳栢青、とり・みき、林ひふみ、藤本一勇、賀照田、牧村憲一、ミーガン・モリス、宮沢章夫、毛利嘉孝、李南周、王暁明(敬称略)

詳細はリンク先をご覧ください。

僕の講演にはたいそうな御題がつけられていますが、実際はデビューから現在までのマンガ家としての個人史を語っています。けっして80年代を代表するマンガ家ではありませんが、仕事をしてきた場所の多様さという点では、メジャー誌からマニア誌、マンガ誌から情報誌・文芸誌、ときにはオタクと呼ばれ、また別方面からはサブカルと呼ばれていたりと、マンガ家としてはわりと珍しいサンプルなので、それで呼ばれたのかもしれません。