パーカッションセット

2017年12月06日

昔から大変お世話になっている方から連絡があり「バケツに入ったパーカッションセットみたいなものが出てきたんだけど、これ、とりさんのじゃない?」と訊かれるまで、すっかり忘れていたのです。

80年代、その大先輩のSF作家のお宅では年に何度かパーティが行われ、まだ20代だった我々若手の作家やマンガ家やアニメ関係者も、奥様手作りの美味しいお料理をいただきに、しばしばお邪魔していました。作家以外にもふと気がつくと有名な俳優さんがいたりミュージシャンの方がいたりと、一種サロン的な場ではありました。

そこにはギターもピアノもあるので、興が乗ってくると演奏会のようなことにもなりました。当時南米の音楽に興味を持ち始めていた僕はおもちゃの(という記憶だった)パーカッションセットを楽器店で買ってそこへ持ち込み、何度かの素人セッションで使われたあと、以後四半世紀以上も置きっ放しにしていた、というわけです。物置の奥にあった容れ物のバケツは、そのお宅の近年の改装の際に発見され、お呼びがかかった、という次第。

で、昨日、それを引き取ってきたわけですが、フタを開けてみたら記憶よりけっこうちゃんとしたセットだったので驚いているところ。

ていうか種類が多い(自分で当時買い足したのかもしれないけど)。ミニ版ですが、中南米だけでなく、ジャグバンドで使うような物やアフリカ方面の楽器も混じっている。

ここ数年バンドではラテン系の音楽をメインに演奏しているので、楽器のほうで呼んだのかもしれません。今度ギターの合間に使ってみようかな。