2014年2月24日月曜日

生頼範義展

展示階へのエレベータ
先週のことですが、九州への帰省をかねて宮崎まで足を伸ばし生頼範義展に行ってまいりました。

生頼さんの名前を知らない人でも、絶対にその絵はなにがしかの映画のポスター、広告、本のカバー、プラモデルのパッケージ等で見たことがあると思います。僕にとっては小松左京さんの書籍や文庫や映画のイラストでなじみ深いものでした。小松さんの作品世界と生頼さんの絵はとても親和性が高かった。

ジョージ・ルーカスがその作品を見て『帝国の逆襲』世界版のポスターを発注したほどのイラスト界の大巨人でありながら、ご自身はずっと宮崎に住まわれ、展覧会などもこれまできちんと行われたことがなかったので、これだけの作品を生で眼にするのは初めてのことでした(その絵が掲載された単行本や雑誌をほとんど買っていたのにも我ながら驚きましたが)。
撮影許可エリアにて

展示物のほとんどが発注があって描かれた作品であり、 クライアントの意向に応える……いや意向以上に仕上げる職人的技術と、そこにきちんと同居している爆発的創造力、さらに限られた作業時間(締切)のことを思うと、まったくもって作品の前で土下座してしまいたくなります。

しかし、商業用のイラストは(生頼作品に限らず)著作権利関係その他の事情で、なかなか全国的な展示や出版がむずかしい状況にあります。今回の展示は関係者のご尽力により、生頼さんの地元の宮崎だからこそ開催出来た側面もあると聞き及んでいます。もちろん、巡回展示が出来るようになることを強く望んでいますが、とにかくいまは、お時間のある方は、いや時間を無理に作ってでもぜひ宮崎へ。3月23日まで。

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