2012年6月30日土曜日

ナイロン100℃「百年の秘密」

5月17日、下北沢本多劇場でナイロン100℃「百年の秘密」観劇。

圧倒的。ナイロンの芝居の中でもかなりの完成度なのではないか。一族三代にわたる衰亡記……となるとトーマス・マンや北杜夫を思い浮かべるが、ここで一族を見守る巨木も当然のように楡の樹であり、地母神たるその幹の造形は女陰を連想させる。演劇でなければ味わえない空間と時間の一瞬の転換の驚き。しかしその感動を成り立たせてるのは不自然に見えぬ役者さんの芝居。大人計画とはまた違った意味で個々のメンバーの成熟度に感心させられた。

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