2011年7月31日日曜日

小松左京さん

Twitterでもこのようにつぶやいた。

もうちょっと経ったら色々楽しかった想い出、怖かった想い出を書こう。たくさんありがとうございました。

タツローくん 2011 EDITION

山下達郎オフィシャルファンクラブ会報「TATSURO MANIA」に連載している4コママンガ『タツローくん』の単行本が「2011年EDITION版」としてリニューアル発売されました。

旧版は新書サイズでしたが今回はほぼ正方形。旧版収録以降の回はもちろん、ツアープログラムに掲載されたマンガや、山野楽器のフリーペーパーに短期連載された「まりやちゃん」も収録。ただし購入は、いまのところファンクラブ会員限定の通販のみ。解説は山下達郎さんご本人です。

ごらく亭とハナシをノベル

今月はちょっと変わった落語の会二つに足を運んだ。

ひとつ目は7月2日北沢タウンホールで行われた「ごらく亭のお中元」明大落研先輩の小宮孝泰さん主催の落語会で、ごらんの通り出演者は全員本職の落語家さんではない。

少し前に「黒い十人の女」を観たばかりのナイロン100℃ 松永玲子(藤乃家心斎橋)さんの高座は初めて拝見。松永さんも京都女子大の落研出身と知る。ナイロンの台本の遅さを嘆くマクラがおかしかった。

トリの松尾貴史さんの落語が玄人はだしなのは知っていたが、この夜の「はてなの茶碗」にも唸る。その前の出演者全員の寸劇では時事ネタのアドリブ頻発だったが、落語のほうはうってかわって安易なくすぐりを排除した正統派。そこに米朝一門とも立川流とも縁の深い松尾さんの真摯な落語愛を感じた。もっとも一箇所だけさすがのモノマネ芸が登場するのだが、これは書かないでおこう。

しかし幾つになっても落研の先輩と会うと緊張してしまう。僕が所属していた当時は明治の落研しか知らなかったので、先輩方の高座を当たり前のように眺めていたが、その後、別の複数の大学の落研の人の高座を見る機会があり、あらためてウチのレベルの高さを知った。だてにプロをたくさん輩出してるわけではない。

なんてOB風なことを書いているが、僕は明大落研からは早々にドロップアウトして在学中にマンガ家になったので、OBを名乗るのは本当はおこがましいのである。先年、先輩方からはそう名乗ってもよいというお許しをいただいたが、なにせ落研というのは上下関係が厳しく、今でも小宮さんの前に出ると、密かにタバコに火をつけるためのマッチやライターを準備したりするのだ(今現在、小宮さんが喫煙されてるかどうかはともかく)。ウチアゲでも三十数年ぶりにお会いする一年上の先輩がいらして、思わず正座でお酒をお注ぎしたり。

ウチアゲ終了後いつものバーに寄ったら、偶然大林組(映画のほうの)ご一行様がいて監督と熱く抱擁。まもなく新潟県で新作のロケ開始とのこと。

さて、その明大落研落語会が秋にあります。すごいメンツ。

もうひとつの落語会は7月17日にお江戸日本橋亭で行われた「お江戸deハナシをノベル」

「ハナシをノベル」とは月亭八天師による新作落語の会で、オリジナルのネタを書いているのはSF界・ミステリ界の錚々たる作家さん達。ネタおろしの会は定期的に大阪で開かれているのだが、これは年に一度の東京での出張版。

この日は、北野勇作『寄席の怪談』、田中啓文『残月の譜』、浅暮三文『ぴゅうするる』の三題。お江戸の会はネタ下ろしではなく再演なので演出も練られているようだ。いずれもいかにもそれぞれの作者らしい噺で面白かったのだが、いちばん感心したのは、全然違う方向性の三つの噺をそれぞれに合ったベストの演り方で演じる八天さんの懐の深さ。『残月の譜』では横笛まで披露。しかしまさかあの曲が奏でられるとは……。

幕間に作家の人達が出てきてグダグダな話をするのがこの会のもうひとつの楽しみ。しかし今回も本当にまったくもってグダグダしていた。

終了後は直帰のつもりだったが、帰路、中川いさみから電話。さる女の子バンドのライヴのウチアゲ中だという(どういうことだ)。行くとなんだか美女率が高い。一人が誕生日間近なので何か一曲ということになり、その場にあったギターを僕が弾いて中川が『帰れない二人』を歌う。いきなりにしてはまあまあだった。

星雲賞

先の日記『NOVA3』所収の「SF大将特別編 万物理論[完全版]」が星雲賞コミック部門にノミネートされたことをお伝えし、日本SF界の先行きを案じましたが、受賞作は荒川弘さんの『鋼の錬金術師』に決定しました。よかったよかった。

ノンフィクション部門では僕がカバーとカットを担当した鹿野司さんの『サはサイエンスのサ』が受賞しました。おめでとうございます。世の中は原発問題で揺れているけれど、エネルギー政策を考える際の重要な指摘が幾つかこの本でもなされています。未読の方はこの機会にぜひ。

小林修さん

声優の小林修さんの訃報に接す。7月に入ってからの発表だったが6月28日に亡くなられていたとのこと。

小林さんのブレイクは2006年にもNHK-BSで放送されていた『ローハイド』(NET=現テレビ朝日1959〜1965年)のフェイバー隊長(エリック・フレミング)役。部下のロディ(クリント・イーストウッド)の山田康雄さんのほうが実は年上だった。

この役のイメージで『荒野の七人』のユル・ブリンナー、アニメでは『宇宙戦艦ヤマト』のドメル将軍など「責任感あるリーダー役」が多く振られたけど、『アメリカン・ヒーロー』(日テレ1982年)のビル捜査官(ロバート・カルプ)以降はコミカルな「無責任な上司」役も増え、これも独特のあたふた芝居が本当に巧かった。長尺物ではなんといっても先述のユル・ブリンナーのフィックスとしておなじみ。我々の世代にはブリンナーは小林修の声で記憶されている。

昨年直接お話をうかがったときのブログはこちら。 そのインタビュー音源はこちら。謹んでご冥福をお祈りいたします。

玲里ライヴ


6/27は下北沢モナレコードへ玲里のライヴを観に行ってきましたよ。この日はプロデューサー&レコーディング・スタッフの難波弘之さんも急遽(なのかな?)参加。

玲里の声は透明感があって、でもどこか切なげなのがよいですね。終了後、いきなり似顔絵付きサインを頼まれたのだけれど、下描きナシで似顔というのは本当に怖いんですよ。失敗したときのために出来れば描き直し可の紙に描きたいのだが、色紙とかグッズにするとなるとよけい。

というわけでこんな感じになりましたが似てるかな……。